スズメバチ対策
9月になると、スズメバチが巣箱にやってきます。キイロスズメバチはミツバチ1匹を捕まえて帰って行くのであまり害はないのですが、オオスズメバチは集団で襲い、巣門を食い破ろうとします。薄い板の巣門は簡単に食い破られてしまいます。食い破られて巣箱の内部に入られると、ミツバチは抵抗できません。また、西洋ミツバチの場合は、短時間で巣門の前がミツバチの死骸の山になってしまいます。
スズメバチを捕獲するトラップは市販されていますが、ペットボトルで作ることができます。2リットルペットボトルの上部に一辺約16ミリの穴を開けます。穴が大きかったり、穴の位置が低かったりすると入ったスズメバチに逃げられてしまいます。中に入れる液は日本酒が良いと言われていますが、経費が高くつくので、私は市販されているカルピスウオターを使っています。効果は抜群です。春から晩秋までこのトラップを使用できますが、春先に飛び回る女王のスズメバチを狙うのが効果的なようです。
9月に入ったら毎日巣箱を見回って、スズメバチが巣門に来ていたら対策を講じます。これを見逃すと群れが絶滅していることがあります。巣箱の前に設置するスズメバチ捕獲器が市販されていますのでそれを取り付けます。多数のスズメバチが入ります。
お勧めの対策は、ネズミ取り用粘着板を使用することです。スズメバチが1匹粘着板に付いていると、次々に粘着板に張り付きます。最初にスズメバチを粘着板に付ける方法は、巣門に来ているオオスズメバチをバドミントンラケットでたたき落として付けても良いのですが、巣門に来てミツバチに夢中になっているオオスズメバチに粘着板を近づけて貼り付ける方法が簡単です。
日本ミツバチはスズメバチが来るようになると、巣門の周りに糞を付け始めます。スズメバチの臭いを消すためだと考えられています。
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オオスズメバチの襲撃 |
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ミツバチを捕獲したキイロスズメバチ |
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巣門の前のミツバチの死骸(西洋ミツバチ) |
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市販のトラップ |
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ペットボトルトラップ |
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スズメバチ捕獲器 |
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捕獲したオオスズメバチ |
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ねずみ取り用粘着板 |
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粘着板に付いたオオスズメバチ |
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巣門汚し |