採蜜
重箱式巣箱の巣が3段以上になると、一番上の段は、巣の中に蜜だけが貯まっています。それを切り取って、蜜を搾ります。
ハチミツを搾る方法は二つあります。一つは巣を壊して垂れる蜜を集める方法です。壊した巣を手ぬぐいなどの濾し布に入れ、自然に垂れるのを待ちます。巣がきちんと潰してあると、一晩できれいに垂れます。これが垂れ蜜で、高級品です。
もう一つは、遠心分離器で分離する方法です。重箱内の巣をできるだけ壊さないように取り出し、蜜蓋を切ります。その巣をステンレスの枠にはさみ、分離器に入れ、蜜を分離します。1段から約4キロのハチミツが取れます。
重箱式巣箱からの採蜜は、年に1回秋が一番良いと言われていました。そのため、今までは、秋に1回しか採蜜しませんでしたが、今年からは春と秋の2回採蜜する予定です。
搾った残りの巣からは、必ず蜜蝋を作ります。そのまま置くと、スムシが発生してしまいます。ザルか手ぬぐいで作った袋に入れた巣屑を入れ、沸騰した湯の中で溶かします。それが冷めればできあがりです。手ぬぐいで方がきれいな蜜蝋ができます。
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重箱を切り取る |
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切り取った重箱の内部の様子 |
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垂れ蜜とりの準備 |
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垂れ蜜 |
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重箱の分解 |
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蜜蓋切り |
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ステンレスの枠に挟む |
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遠心分離器 |
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ハチミツを濾す |
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巣を溶かす |
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できあがった蜜蝋 |