秋から冬の群れの管理
8月下旬から9月になると、スズメバチが襲ってきます。スズメバチが来ていることに気付かないと、日本ミツバチの群れが絶滅してしまうことがあります。この時期には頻繁に見回り、直ぐに別掲の対策を取ります。
9月になるとスムシも大量に発生し始めます。別掲のスムシ対策も特に大切です。
9月下旬には別掲の方法で採蜜します。採蜜後には充分に給餌します。
11月末までに巣箱が重くなっていないと、冬を越すのに充分な貯蜜がありません。軽い巣箱には、給餌する必要があります。この時期にうかつに給餌すると盗蜂を誘発してしまいます。西洋ミツバチと日本ミツバチを同じ場所で飼っている場合は特にひどいのですが、日本ミツバチ同士でも良く起こります。夕方給餌をし、新聞紙を使って巣門を狭くします。また同じ場所で飼っている全群に給餌するのも良い方法です。
11月中旬に底板を冬用に交換します。あまり早く交換すると、まだ集蜜が多いので、箱の中が水滴だらけになってしまいます。
12月になったら、防寒用に麻布などを巣箱に巻きます。使わなくなった衣類や布団でも大丈夫です。また巣門を狭くします。
冬になると、巣屑が大量に落ちるようになります。巣を崩して巣箱の南側に蜂球を作るためです。この巣屑の中には冬でもスムシが発生しますので、1週間に1回は巣屑を掻き出します。
大きな群れは、冬でも巣の下面を蜂が覆っています。
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給餌器 |
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冬用底に交換 |
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防寒覆い(麻布) |
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防寒覆い(布団) |
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巣門を狭くする |
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巣屑の落下 |
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蜂球 |
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強群の内部 |