茂木日本ミツバチの会のWebサイトへようこそ2012年(平成24年)に茂木町在住の日本ミツバチの愛好家が集まり、「茂木日本ミツバチの会」を結成しました。これはそのサイトです。私たちは、「日本ミツバチの里もてぎ」づくりを目指しています。会員やその他の方々との交流を深め、情報交換や飼育技術の向上に努めていきます。よろしくお願いいたします。 なお、ミツバチ飼育、質疑・回答などについては一部「ニホンミツバチが住める里山を育てる会
」の協力をいただいておりますので上記の会名でインターネットでアクセス(検索)していただければ利用出来るようになっています。
重箱式巣箱の使い方 群れを捕獲するための巣箱を待ち箱といいます。待ち箱セットを使用します。重箱2段を繋ぎ合わせ(重箱本体)と蓋・内蓋、待ち箱用底を組み合わせたものです。
飼育時の巣箱
巣門を開いた状態
冬用底と巣門ユニット
給餌器が入る
夏用底を巣門ユニット
待ち箱の内部をバーナーで焼きます。焼かない場合は2か月以上風雨にさらします。設置する直前に、黒糖液(25%焼酎1:黒糖1の割合で溶いたもの)を巣箱内側に塗ります。内蓋と底には日本ミツバチの蜜蝋をたらします。 蜂球の分蜂群を捕獲する場合も、この待ち箱セットを蜂球の下に持って行って、この中に取り込みます。その方法など、詳しくは「日本ミツバチの育て方」をご覧ください。
4月になってから設置します。巣門が開くように巣門板を使い、待ち箱を適切な場所に設置して、分蜂群が入るのを待ちます。群れを捕獲するためには、待ち箱の設置の仕方が非常に大切です。設置場所は、人気のない、北風の当たらない(北側に風をさえぎるものがある)、南に開けたところが理想ですが、人家の片隅でも大丈夫です。日本ミツバチは新しい住み家を選定する時には、探索蜂が何匹も来て、良く吟味します。日本ミツバチに好まれるためには、巣門の高さと巣箱の機密性が特に大切です。そのために待ち箱用底を作成してあります。
群れが捕獲できたら、本来の飼育場所に移動します。この場合は、巣門板の上下を反対にして、巣門を閉じます。なお、捕獲場所と飼育場所が直線で2?以上離れていない場合、直接移動できません。また、乱暴に移動すると作り始めた巣が落下してしまいます。
飼育場所に着いたら、冬用底に巣門ユニットに載せネジで固定いします。群れの入っている重箱から待ち箱用底を取り外し、巣門ユニットに載せ、帯板で固定します。底と巣門ユニット、重箱の繋ぎ合わせは、付属のネジを使って確実に行います。これを怠ると、巣箱が倒れた場合に分解してしまいます。
なお、巣門ユニットの巣門を閉じる場合には、巣門板の上下を反対にします。帯板があると巣門板を取り出せないので、日常飼育には前後の帯板は外しておいても大丈夫です。必ず側面の帯板はしっかり固定します。
日常の管理は、巣屑の清掃、スムシの駆除です。巣門ユニットでは清掃等がしやすいように前後が高さ105ミリまで開く構造になっています。
6月になり、気温が上昇したら、夏用底に交換します。11月になったら、冬用底に交換します。冬用底に交換したら、前面は冬用巣門板にします。このように用途や季節によって使い分けます。
群れが大きくなると、巣も下に大きくなります。下段の重箱の落下防止棒に巣が届いたら、新しい重箱を巣門ユニットの上に入れます。そのための重箱は、単体でご購入ください。
なお、巣箱は、合板は使用しないで、一枚板でできています。機密性が高くできていますが、雨に濡れたりすると多少狂いが出てきます。これは木材の性質上しかたがありませんので、ご了承ください。